シャンチーに成り(成金のような昇格)がないのはなぜですか?
ここでの回答は、当サイトのオープンソースエンジンが実装しているルールを述べ直したものです。エンジンはアジア象棋連合(WXF)のルールに従い、公式の110局からなる反復局面の判例集で回帰テストしています。具体的な局面に言及する場合、その局面はリンク先の参照ページにあり、公開前に検証されます。
結論
シャンチーのルールに、駒が別の駒へ昇格する仕組みがそもそも存在しないからです。将棋の「と金」やチェスのクイーンへの昇格にあたるものはなく、兵は川を渡って横にも動けるようになっても、最後まで兵のままです。
なぜ将棋やチェスにはあるのか
将棋やチェスでは、弱い駒が敵陣まで到達する労力への報酬として昇格が設計されています。シャンチーでは持ち駒がなく、駒が盤上に生涯残り続けるため、駒の枚数そのものが最初から最後まで変わりません。昇格という追加の仕組みを必要としない設計になっています。
報酬は昇格ではなく可動範囲
兵にとっての「報酬」は、駒の種類が変わることではなく、動ける方向が増えて価値がおよそ倍になることです。将棋の感覚で「最下段まで到達すれば強くなる」と考えると近いですが、駒自体が別物になるわけではない点が違います。
関連する質問
兵が最下段(相手の陣の一番奥)まで進んだらどうなりますか?
何も起きません。そこでは前に進めなくなり、左右にしか動けない兵として残ります。
象や馬が敵陣に入ると強くなる仕組みはありますか?
ありません。昇格するのは兵だけで、しかもそれは駒の種類ではなく可動方向が増えるだけです。ほかの駒はどこにいても動き方が変わりません。