士は一マス、象は二マスなのはなぜ違うのですか?
ここでの回答は、当サイトのオープンソースエンジンが実装しているルールを述べ直したものです。エンジンはアジア象棋連合(WXF)のルールに従い、公式の110局からなる反復局面の判例集で回帰テストしています。具体的な局面に言及する場合、その局面はリンク先の参照ページにあり、公開前に検証されます。
結論
守る範囲の広さが違うからです。士は九宮という3×3の狭い区画だけを守ればよいので一マスの動きで足ります。象は自陣の半分という広い範囲を守る役目なので、一マスでは間に合わず、二マスの跳躍で広い範囲をカバーしています。
同じ「斜め」でも意味が違う
士の一マスは、九宮の中の限られた5点を行き来するための最小限の動きです。象の二マスは、自陣の広い範囲を少ない手数でカバーするための距離です。同じ斜め移動でも、設計の目的が異なります。
どちらも敵陣には入れない
距離が違っても、共通しているのはどちらも自陣から出られないという制約です。士と象の役割が守備に限定されているのは、この距離の違いよりも根本的な共通点です。
関連する質問
象が一マスずつ動けたらどう変わりますか?
自陣の半分をカバーするのに何手もかかってしまい、守備駒としての機動力を失います。二マスという距離が今の役割を成立させています。
馬も二マス動く駒ですが、士や象と同じ理屈ですか?
違います。馬の動きは守備ではなく攻撃のための機動力で、しかも足止めされる点が象と決定的に異なります。