シャンチーのAIはどのくらい強いですか?
ここでの回答は、当サイトのオープンソースエンジンが実装しているルールを述べ直したものです。エンジンはアジア象棋連合(WXF)の指し手・詰み・反復局面の両方の裁定を実装しています。連続王手でも長捉でも、反復を強いた側は引き分けではなく負けになります。長捉の裁定は公式判例集での検証をまだ受けていません。具体的な局面に言及する場合、その局面はリンク先の参照ページにあり、公開前に検証されます。
結論
上位のエンジンは人間の最強棋士より明確に強い——チェスや将棋と同じで、ここに議論はありません。ただし「勝てるか」という問いは実際には難易度の話です。難易度を下げたエンジンは読みが浅く、わざと最善でない手を指しますから、アマチュアが勝つのは普通のことです。大事なのは勝てるかではなく、どの段階でいちばん学べるかで、それはだいたい四割勝てる段階です。
エンジンが強いところ、弱いところ
強いのは読みです。三手先の変化を取りこぼさず、緊張で間違えず、勝ちの局面で緩めません。アマチュアの対局の失敗はほとんどがこの種類なので、この点でエンジンにはまず勝てません。
相対的に弱いのは長い見通しです。二十手先にどの形が有利になるか——という判断には、より深い探索かより良い評価関数が要ります。ただしこの「弱い」は最上位の人間と比べた話で、アマチュアにとってはどの段階でも十分に強いままです。
難易度はどう作られているか
調整するのは三つです。どこまで深く読むか、一手にどれだけ時間をかけるか、そしてどのくらいの確率で最善手を選ばないか。低い段階を支えているのは三つめで、良い手が見えていても常に指すわけではない、という状態です。
これを知っていると使い方が変わります。低難度の相手で序盤を試してはいけません。その応手は正しい応手を意味しないからです。序盤を確かめたいなら難易度を上げるか、解析を使います。
人と指すことをやめない理由
エンジンは間違えません。つまり、相手の間違いをとらえる練習だけはエンジンからは得られません。時間の使い方に迷いが出る、こちらの狙いに気づかず入ってくる、そういう相手に対する練習は人との対局にしかありません。両方を続けるのが結局いちばん速いです。
関連する質問
AIは私が弱いと手を抜きますか?
難易度は指定した段階のままで、勝手に変わりません。そのぶん進歩の測り方として信用できます。
シャンチーはコンピュータに解かれましたか?
いいえ。終盤の一部は解かれていますが、全局の完全解は現在の計算力では届きません。
どの段階から始めるべきですか?
十局で四局勝てる段階です。九勝でも一勝でも学びは薄くなります。