シャンチーの評価値とは何ですか?
ここでの回答は、当サイトのオープンソースエンジンが実装しているルールを述べ直したものです。エンジンはアジア象棋連合(WXF)の指し手・詰み・反復局面の両方の裁定を実装しています。連続王手でも長捉でも、反復を強いた側は引き分けではなく負けになります。長捉の裁定は公式判例集での検証をまだ受けていません。具体的な局面に言及する場合、その局面はリンク先の参照ページにあり、公開前に検証されます。
結論
エンジンが局面につける数値で、単位は「兵何枚分の差か」です。+100 なら赤が兵一枚分よく、−300 なら黒が馬一枚分ほどよい、という読み方をします。将棋ソフトの評価値と同じ性質のもので、見るべきは符号と桁だけです。+40 と +60 の差に意味はありませんが、+40 と +400 の差は決定的です。
なぜ「兵何枚分」なのか
駒の価値を基準にしないと、数値を人間が解釈できないからです。兵を 100 とすれば、馬と包が 450 前後、車が 900 前後という目安になり、評価値 +450 は「馬一枚得している程度」と読めます。この換算があるから、数値を見て次に何をすべきか判断できます。
ただし駒の損得だけを数えているわけではありません。将の安全、士象の欠け、車の働きどころも同じ尺度に足し込まれています。だから駒数が互角でも評価値が大きく振れることがあり、そこが読みどころになります。
桁で読む
目安はこの四段階です。0〜80 は互角、この範囲の上下は無視してよい。100〜300 は片方がはっきり指しやすい。300〜800 は正確に指せば勝てる差。800 以上は詰みが見えている、あるいは駒の大差です。
逆に、細かい変動を追うのは時間の無駄です。エンジンは探索を深めるたびに数値を上下させますし、+55 が +70 になったことに人間が学べるものはありません。
評価値の使い方と使いすぎ
正しい使い方は、自分で先に判断してから見ることです。「ここが悪くなった手だと思う」と決めてから数値を確認すれば、自分の判断のどこがずれているかが分かります。順番を逆にすると答えを見てから考えることになり、記憶に残りません。
もう一つ注意すべきは、評価値が大きく動いた手が必ずしも「難しい手」ではないことです。単に見落としだった場合が多く、その見落としの型を覚えることが学習になります。
関連する質問
評価値は必ず赤から見た数字ですか?
多くの実装ではそうです。符号の基準がどちらかは表示の設定で変わるので、最初に一度確認してください。
「詰み」はどう表示されますか?
数値ではなく手数で示されるのが普通です。数値が極端に大きい場合も実質的に同じ意味です。
評価値とレーティングは同じものですか?
違います。評価値は局面の数値、レーティングは人の強さの数値です。