駒の動きについての質問
7種類の駒。包は台が要り、馬は足を止められ、士と象は自陣から出られません。
包(砲)はどう動きますか?包は空いている線を車のように動きますが、取るときは間にある駒をちょうど一枚だけ越えなければなりません。
シャンチーの馬は跳べないのですか?跳べません。まっすぐ一マス進んでから斜めに一マス動きますが、そのまっすぐの点に駒があると動けません。
士と象は何のためにありますか?守備専用です。士は包と車を、象は馬と兵を止めます。どちらも自陣から出られず、攻撃には一切関与しません。
駒の価値はどれくらいですか?よく使われる目安は車9、包4.5、馬4、川を渡った兵2、士と象が各2です。
将(帥)はどう動きますか?将は縦か横に一マスずつしか動けず、九宮の3×3から生涯出られません。斜めには動けません。
将は斜めに動けますか?動けません。将は縦か横に一マスだけで、斜めの動きは持っていません。チェスの王や将棋の玉と混同しやすい点です。
兵(卒)はどう動きますか?川を渡るまでは前にしか進めませんが、渡ったあとは前と横に一マスずつ動けるようになります。後ろには決して戻れません。
士はどこへ動けますか?士は斜めに一マスだけ動け、しかも九宮の中の五点しか通れません。それ以外の場所には生涯行けません。
象はどう動きますか?象は斜めに正確に二マス動き、中間点に駒があると動けません。川を越えることもできず、自陣の守りに徹する駒です。
車はどう動きますか?なぜ最強の駒なのですか?車は縦横にどこまでも動け、途中の駒で止まる以外の制限がありません。台も足止めも要らない唯一の攻め駒です。
シャンチーの駒は全部で何種類、何枚ありますか?将1、士2、象2、馬2、車2、包2、兵5の7種類、合計16枚を両陣で並べ、盤上には32枚あります。
包と車の違いは何ですか?動くときはどちらも直線ですが、車はそのまま取り、包は台を一枚だけ越えて取ります。この違いが両方の駒の性質を決めています。
馬はなぜ序盤で弱く、終盤で強くなるのですか?序盤は駒が多く足止めされやすいため馬は動きにくく、終盤は駒が減って足止めが外れるため自由に働くようになります。
赤と黒で駒に書かれている漢字が違うのはなぜですか?同じ役割の駒でも赤方と黒方で異なる漢字が使われます。盤上で一目でどちらの駒か分かるようにするための伝統的な書き分けです。
象が盤上で行ける点は全部で何点ありますか?象は自陣の中に7つの決まった点しか行けません。川を渡れないうえ、盤の端に近い点には物理的にたどり着けないためです。
士は一マス、象は二マスなのはなぜ違うのですか?士は九宮の中だけを守るため一マスで十分ですが、象は自陣全体を守る必要があるため二マスの跳躍で広い範囲をカバーしています。
自分の駒を包の台にするのは得な判断ですか?その駒が別の場所でもっと働けるなら損ですが、すでに動きにくい位置にある駒を台として使えるなら、余っていた駒を働かせる得な判断になります。
車同士が同じ筋で向かい合うと何が起こりますか?特別な反則はありません。両将の対面禁止とは違い、車同士がにらみ合うのは普通の局面で、実質的にはピンやにらみ合いとして扱います。
士はどの点に置くのが基本ですか?序盤は中央の点に置いて将の直接の盾にするのが基本ですが、相手の攻め駒に応じて隅の点へ動かし直すこともよくあります。
車はなぜ盤の隅に配置されるのですか?隅に置くと、初期配置の時点ですでに一つの縦線と一つの横線が働ける状態になります。中央付近に置くよりすぐに機能する配置です。
包はなぜ二列目に配置されるのですか?一列目ではなく二列目に置くことで、兵の列を挟んで最初から台が用意された状態になり、中央の兵をすぐに狙える配置になります。
馬と象、遠くまで届くのはどちらですか?馬は跳躍を重ねれば盤全体のどこへでも到達できますが、象は川を越えられないため自陣の中だけに範囲が限られます。
赤と黒の駒の初期配置は左右対称ですか?赤方と黒方はまったく同じ駒構成で、盤の中央線を挟んで鏡合わせに並びます。左右の中でもそれぞれ対称に配置されています。
兵は同じ筋に何枚まで並べられますか?枚数の制限はありません。初期配置では一筋に一枚ずつですが、交換や前進の結果として同じ筋に複数の兵が並ぶことは普通に起こります。
盤の隅にいる馬が実際に使える方向はいくつありますか?盤の中央付近なら最大8方向動ける馬も、盤の隅に近づくほど盤外に出る方向が除外され、実際に使える方向は大きく減ります。
同じ段に並んだ兵同士は互いを取れますか?渡っていない兵は前にしか動けないため、隣の筋にいる敵の兵を取ることはできません。渡って横に動けるようになって初めて可能になります。
車は盤のどこにいても17点に利くというのは本当ですか?何も遮る駒がなければ、車がどの点にいても縦横の利きの合計はつねに17点になります。盤の端でも中央でも変わりません。
士や象は、遮る駒がなければ一つの点から最大何方向に動けますか?どちらも斜めにしか動けないため、もっとも自由な点にいても動ける方向は最大4つです。馬の理論上8方向とは根本的に事情が異なります。
包は自分の将を台にして王手をかけることができますか?包の台になる駒に制限はなく、自分の将であっても台として使えます。将自身が動けることとは無関係な話です。
士や象は、包のように駒を飛び越えて取ることができますか?士も象も動いた先にある駒しか取れません。途中に駒があればその方向には動けなくなるだけで、飛び越えて奥を取ることはありません。
初期配置で、各駒が動ける方向やマスの数はそれぞれ何通りありますか?初期配置のままだと車と包はまだ動けず、馬は複数の方向へ跳べます。兵、士、象はそれぞれ決まった一手だけが初手として可能です。
士と象以外の駒は、九宮の中に自由に入れますか?九宮から出られないのは士と象だけです。車、馬、包、兵には九宮に入ることへの制限が一切ありません。
士や象は、自陣に入り込んだ敵の駒を取ることができますか?士や象は自陣から出られないだけで、自陣の中や九宮の中にいる敵の駒を取ることは通常どおり可能です。
将(帥)自身は、駒を取ることができますか?将は縦横に一マス動ける駒なので、その先に敵の駒があれば普通に取れます。ただし取った結果が反則にならないかの確認は必要です。
黒方の兵が動く「前」は、赤方から見ると逆向きになりますか?兵の「前」はそれぞれの陣営から見た前進方向を指すため、赤方と黒方では盤上の向きが逆になります。
包と目標の間に駒が2枚あると、包はその先の駒を取れますか?包が駒を取るには自分と目標の間に台となる駒がちょうど一枚だけ必要です。二枚以上挟まっていると、その先の駒は取れません。
兵は後ろに下がることができますか?できません。兵は川を渡る前も後も、後ろへ動く手は存在しません。渡ったあとに増えるのは横方向だけです。
隣り合う兵同士は互いを守り合うことができますか?できます。渡った後の兵は横に動けるため、隣の筋にいる兵を取り返すことができ、これを連環と呼びます。
将は九宮の四隅の点に行くことができますか?行けます。将は九宮内の3×3、九点すべてに一マスずつ動けます。四隅も例外ではありません。
車が敵陣の九宮に入ると、何か特別な制限を受けますか?受けません。車、包、馬、兵に九宮特有の制限はなく、敵陣の九宮内でも盤上のほかの点とまったく同じに動けます。
一手で二枚以上の駒を同時に取ることはできますか?できません。将、士、象、馬、車、包、兵のどの駒も、一手で取れる敵の駒はちょうど一枚です。
馬と象、それぞれの中間点をふさぐ考え方は同じですか?考え方は似ていますが位置が違います。馬の中間点はまっすぐ隣の一点、象の中間点は斜め二マスのちょうど真ん中です。
馬はすぐ隣(一マス先)にある駒を取ることができますか?取れません。馬は縦横に隣接する点には決して着地しないため、すぐ隣にある駒を直接取る手は存在しません。
兵は川を渡る前に横へ動く例外はありますか?例外はありません。川を渡る前の兵は、盤上のどんな局面でも前にしか動けません。
自分の駒同士で動きを妨げ合うことはありますか?あります。馬の足止めや象眼をふさぐのは相手の駒とは限らず、自分の駒が原因で動けなくなることも多くあります。
盤上の同じ点に駒が二枚重なることはありますか?ありません。動いた先に駒があれば、それが敵の駒なら取って置き換わり、味方の駒ならそもそもその手は指せません。
包は駒を取らずに移動するときも、駒を飛び越えられますか?できません。取らずに移動するときの包は車と同じで、完全に空いた線しか進めず、途中に駒があるとそこで止まります。